石油給湯器をお使いのお客様より、リモコンの電源を入れると警報音が鳴り運転出来ないとご連絡をいただきました。
長府 KIBF-3864AG 2013年製
エラー:130 着火ミス、途中失火(エラー:110)を何度も繰り返した場合に発報
お客様に確認した所、エラー:110が何度か出てはリモコンの入り切りをしたとのこと。
制御基板上でしかリセットできないため、着火ミス、途中失火の原因を解消する必要がありました。
設置経過年数からバーナーの汚れ具合を確認してみました。

作業しやすいようにコネクタ類を外してバーナー部だけを取り出します。


燃焼筒、ノズル、イグナイターに付着したススをブラシと少し灯油をしみ込ませたウェスで掃除します。

缶体内に油溜まりなどないかもチェックしました。
炎検出器などもチェックし、再びバーナーを組付け、コネクタ類を戻し試運転。
給湯運転→異常なし
ふろ自動運転→エラー:312 ふろサーミスタ不良
あれ?

もう一度給湯器側へ戻り確認すると、
ふろ水流スイッチに付いているサーミスタという水温を計測するセンサーのコネクタを繋ぎ忘れていました

再度試運転!!
今度こそ異常なし

これでしばらくは延命できたのではないかと思います。